ひろくて浅井

小2言語好きの好奇心に振り回されるハハ

娘が先天性股関節脱臼と診断される

先天性股関節脱臼とは簡単に言うと、何らかの要因で股関節が外れてしまうことを言う。乳幼児の場合は3ヶ月検診や、股関節脱臼検診によって判明することが多いが、娘の場合は生まれた時から左膝が内側を左かかとは外側を向いていた。明らかに脱臼をしている状態であるとの所見だった。

股関節脱臼は主に女の子、冬生まれになることが多く、多くの場合は後天的に起こることが多い。スリングに足を伸ばした体制で入れたり、横抱きで無理な体制になる事によって起こる。痛みはないらしい。確率としては1000人に一人、遺伝要因も関係があるそう。生まれた時に起こる可能性としては逆子で単臀位の場合にも起こりやすいそうだ。私の場合は逆子でも単臀位でもなかったのでどうしてなのかよくわからなかった。


生まれた翌日に整形外科への紹介状と、予約を産院がとってくれた。退院後すぐに受信した方がいいとの事だった。産院で紹介された整形外科は小児整形を専門に行っている数少ない病院だという。

 

退院翌日に整形外科を受診。

まず、洋服姿で写真を取り、おむつ1枚にする。後に先生が股関節部を触り、クリック音(動かすとコリッという音がする。私は足に触るのが怖くって触れなかった)がするのを確認した後に、超音波検査で股関節部分を見、正式に左股関節脱臼と診断される。ここでコアラ抱きの抱っこの指導と他人にできるだけ抱っこさせないようにとの指導を受ける。

 

1~2週間後の成長を見て、装具の装着を開始すると言われる。ここで装着をするのは新生児用の装具であり、フォンローゼンという名前。乳児の股関節脱臼で主に使用されるリーメンビューゲルではないとの説明を受ける。リーメンビューゲルは乳児の蹴る力で股関節が自然に入るようにする装具だが、新生児用の装具は固定が主とのこと。股関節を正しい位置へと持って行って固定をすると、新生児の場合、骨が柔らかいので修復する可能性が高いそうだ。いずれにせよ、この時点では装具ができるのと、もう少し大きくなることを待つしかなかった。