ひろくて浅井

小2言語好きの好奇心に振り回されるハハ

フォンローゼン装具の上下がわからない

先天性股関節脱臼装具着用から2週間目、お風呂の許可が出た。

 

蒸しタオルで体を拭くのと、おしりを流すぐらいしかできなかった。太ももを含めて整復した足は腫れているので膝の裏には垢が溜まって臭う。(本当なら綺麗に洗えば取れるのだろうが脱臼をしている方の足だったので怖くて触れなかった)胸にはジュクジュクとした湿疹が出てきてしまっていたのだ。

恐る恐る夫婦で風呂に入れる。

夫がお風呂で待って子どもを入れる係、私は装具、服を脱がして夫にパス、その後ホカホカの赤子をキャッチして装具をつける係。

問題はキャッチして焦って服を着せて、装具を付けなければと思って外した装具を見たら上下がわからなくなっていた。ええい、つければ分かるだろう!!

……分からなかった。

どっちをつけても正位置に見える。

厳密に言うと分かるのだが、時間が勝負のお風呂、外している時間がながければ長いほど嫌がってしまうのでできるだけ早く装具を付ける必要があったのだ。結局その場ではわからなくなったのでじっくり上下を後ほど考えて、次からは間違えることがないように上にシールを張った。装具を外す段階で上下に印をつけておけばよかったと心から思った。娘には大変申し訳無いことをした。

外す前は分かるだろうと思っていたのだが実際はそう簡単に行かないのである。念には念を入れるべき。